2009/05/26 火

東大に受かる条件 その1ー得点シミュレーションー

はじめまして。iDeal 代表の豊福です。
早速ですが、今回は入試で受かるための秘訣について、手短かに述べてみようと思います。とりわけ、東大に受かるための条件ということで。

東大入試は全国共通のマーク型、いわゆるセンター試験(1次試験)と記述中心の独自試験(2次試験)を受けるわけですが、それぞれセンター110点満点と2次試験440点満点中の合計(550点満点)で合否が決まります。たとえば、文系の中で最も受かり易いと言われる文科3類における合格最低点は07年度だと62.6%(344/550点)です。センターで85%(110点換算で93.5点)をとったとすると、2次試験では250.5/440点(約57%)をとれば見事合格でした。

それを今度は科目別の配点にあわせて得点シミュレーションをしていきます。東大2次試験の科目とその配点は文系・理系で異なりますが、たとえば07年度文科3類の場合、ざっと見積もると英語80/120点、国語70/120点、地歴70/120点、数学30.5/80点で合計は合格最低点をクリアしています。この際のポイントは、得意科目から点数を計上していくことです。苦手科目やあまり伸びが期待できない科目は、後の方でシミュレーションしておいた方が、“最低何点とればいい”というような逆算方法が使えるからです。数学が30点でいいとすれば、その対策は比較的容易に立てられたりします。もちろん、得意科目の英語でもう少し上積みが見込めれば、数学の負担は軽くなりますし、相応の学習時間を英語にまわす作戦も“あり”です。あるいは、センターで9割とれる見込みがあるならば、2次換算計5.5点分が負担減となり、2次試験のシミュレーションも多少楽になります。

東大は理系・文系ともにセンター試験の配点がフラットなので、まだわかり易い方ですが、たとえば、一橋大では、学部別に科目の配点が異なりますので、さらに極端な戦略立てになる場合もあります。そうなると、戦略をしっかり立てている人と立てていない人の“効率格差”はさらに広がるでしょう

まとめると、科目別の配点に応じて、得点シミュレーションを早い時期にしておくこと。それによって、学習計画の方針や戦略立てが変わってくるということです。

次回は、東大に受かる条件(その2/傾向と対策)について書きたいと思います。

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